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文鳥の飼育方法

文鳥の主食をペレットに切り替える時の方法は?切り替え方5つ紹介

文鳥の飼育方法

文鳥の主食をシードからペレットへ切り替える方、最近増えてきている印象です。

私自身も学習期に一旦ペレットを食べさせはしたものの、最初の頃はシードで現在はペレット、と切り替えを経験しています。

ただ、ペレットへの切り替えは単に餌入れに入れるものを変えるだけでは成功しないことも多いです。また特定のペレットへの切り替えが成功してもそれで終わりではなく、その商品が入手不可になった時のために更に別のペレットに慣れさせておくための作業が必要になってきます。

今回は私の切り替え経験から学んだことを含めて、ペレットへの切り替え・新しいペレットの導入方法について解説していきます。

シードからの切り替え時はすんなり食べてくれないことが多い、焦らずに

ズプリームを選り好み中

シードからペレットへ切り替える時、すんなり食べてくれるケースは少ないでしょう。

私はズプリームのフルーツブレンドを学習期に慣らしていたので、比較的スムーズに移行できました。それでもシードを一緒に入れていると、シードがなくなるまではペレットには見向きもしません。

もし生後3か月以内の文鳥さんを飼育している方は、今はその気がなくても一袋だけでいいのでペレットを与えて慣らしておきましょう

これはいざ切り替えたくなったり動物病院で療法食としてペレットを勧められた時に切り替え困難で後悔しないためです。

さくら
さくら

生後3か月くらいまでが学習期だよ

飼い主なあこ
飼い主なあこ

この学習期に食べ物であることを認識しておいてもらいましょう

理想は最初から慣らしておくことですが、既に学習期を過ぎてしまった文鳥さんもいるでしょう。

その時は成鳥は慣れてもらうまでに時間がかかるという前提で、じっくり腰を据えて取り組みましょう。

病気など特別の事情がなければ急いで慣れさせる必要はありません。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

焦らずゆっくり切り替えていきましょう

まずは大前提:これまでの餌に少しずつ加えていく、総量の調節がポイント

体重測定中です

まずはペレットへ切り替えていく際の一番大切なポイントです。

前提として、シードが十分な量与えられていると、文鳥はペレットを全く食べません。

ですので、シードだけでは一日分の食事量として不足するように調節する必要があります。

ということで、まず最初に行うことは文鳥が一日に必要とする餌の量を把握することです。

例えば我が家のさくらの場合、3.0gでは全て食べきっていますが、4.0g以上与えると24時間後にも餌入れに餌が余っている状態です。

この場合、3.0gでは餌が不足している可能性があります。目視で確認できる目標としては、24時間後の餌の入れ替え時に少しだけ餌(殻を吹いて飛ばすと中身のあるシードが餌入れに残ります)が残っている状態ですので、3~4gの間に適量があると分かります。

この24時間後に餌が少しだけ残るくらいの量がその個体にとって1日に必要な餌の総量です。

必要な餌の量が把握出来たら、少しずつシードを差し引いてその分ペレットを足していきます。

例えば4.0gが必要な餌の総量の場合、まずは3gのシードと1gのペレットなどで開始し、徐々にペレットの割合を増やしていきます

この時に気を付けたいのが体重です。特にペレットをしっかり食べられていなくて体重減少するパターンが心配ですね。

増減がある場合は総量が適切でないので、餌の総量を見直しましょう。

なおペレットを食べ物として認識できているか、少しでも食べることができているのかを確認するためにも、休日など側に居られる日に始めることをお勧めします。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

飢えていないか確認できた方が飼い主も安心ですしね

切り替え方1:ペレットを食べない時、まずは細かく砕いてみて!

ペレットへの切り替え時にまず試してほしいのが、この方法です。

私は体感的にペレットの粒の大きさが文鳥が食べるかどうかにかなり影響しているように感じています。

ペレットの粒を細かくすると食べやすくなるようですね。

また、これにはシードにペレットを砕いた時の粉末が付着して、自然と口に入り味に慣れていくことができるという利点もあります。

原始的ですがペレットの砕き方-少量なら袋の上からすりこぎなどで叩く

全くスマートでないやり方ですが。

具体的な方法なのですが、ミルがあるならそれを使うのが楽でよいでしょう。

我が家にはミルがないので、代用ということで袋の上からすりこぎなどで叩くという原始的な方法に落ち着いています(写真の通り)。

特に細かくすることが重要な切り替え初期は1日に与えるペレットの量も1gなどごく少量でしょうから、1週間分などまとめても大した量ではないのでそんなに苦労はしません。1分くらいあれば完了します。

注意点は、ペレットが飛び散らないようにすることくらいでしょうか。

写真のラウディブッシュ(ブリーダー)はこの後、小さいチャック付きポリ袋に移してすりこぎで叩く作業中に袋が少し破れて粉が流出しました。少なめに入れて余裕を持たせた状態で砕きましょう。

すりこぎでなくてもコップの底など代用できる道具は沢山あると思うので、家にあるもので工夫してみましょう。

ちなみにハリソン社のペレットであれば、マッシュタイプがあります。面倒な方にはこちらをお勧めします!

切り替え方2:食べさせたいペレットの別シリーズから慣らしてみる

ズプリームのフルーツブレンドやラウディブッシュなどであれば、ペレットに野菜やシードを加えた商品が販売されています。これらの商品でワンクッション入れるという方法です。

例えばラウディブッシュのデイリーメンテナンスでは、野菜・果物を追加したカリフォルニアブレンドというシリーズがあります。

デイリーメンテナンスにあるニブルズのサイズがないので、一段階粒の大きいミニが一番小さいものです。必要に応じて砕いて与えましょう。

ズプリームのフルーツブレンドでは、XSサイズのペレットにシード・フルーツの入ったスマートセレクト(XSやSサイズ)があります。こちらは主食として使用可です。

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他にもシードのみ加えられたセンシブルシード(S)や果物・野菜・ナッツ・シードの入ったピュアファン(S)もあります。

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ズプリーム社としては上の2種類は補助食(総量の3割まで)という扱いのようです。主食として10割使用することもできるスマートセレクトが使い勝手としてはよいかもしれませんね。

ラウディブッシュもそうですが、欠点として3種類とも907gの大袋しかないようなので、古くなったら使い切る前に破棄するか誰かと分ける必要があるでしょう。

黒瀬ペットフードのNEOシリーズ(超小粒タイプなど)であればクローバータイプSがあります。

1粒がペレットよりも大きいのですが、クチバシでつついて崩しながら食べるタイプなので問題ありません。

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私は黒瀬ペットフードの商品が好きなのですが、その理由の一つが少量で売っているものが多いという点です。

このクローバータイプやフィンチ用ペレット・超小粒タイプのペレットも30gから売っています。ホームセンターなどでも売っているので、気軽に試してみるとよいと思います。

切り替え方3:着色タイプを選ぶ

個体によって好む色は違うようです

着色タイプとはズプリームのフルーツブレンドなどのペレットを指します。

鳥はカラフルな色に興味を示します。視覚から食欲を増進できるので、フンに色がつくことを許容できるなら是非選んでみて下さい。我が家のさくらが比較的よく食べてくれることもあり、私は気に入っています。

私の場合ですが、フンに異常があった際に着色ペレットでもすぐに気付けた経験があります。ですのでペレットの色でフンの異常を見抜けなくなる訳ではないのですが、フンの色や性状は毎日の敷き紙取り換え時にしっかりめにチェックしましょう(着色ペレット以外でもチェックは必要ですが)。

切り替え方4:お試しサイズのペレットを複数試すのも〇

先程黒瀬ペットフードのペレットで30gのものがあると紹介しましたが、他にもお試しサイズのペレットを入手する方法があります。

こちらの小売店などでは小分けして販売しているペレットがあるので、何点か購入して食いつきがよいものを探すことができます。

なお、ハリソンなど小分け販売をメーカーが禁止しているところもあります。

ですので全てのペレットで小分けの商品を購入できるわけではありません。ですが特定のペレットに慣らしたいのでなければ、複数の選択肢の中から導入しやすそうなものを見つけて切り替えるという方法も有効です。

切り替え方5:人間が食べている・好んでいる風に見せる

指先でつついてみたりとかですね

最後に文鳥の興味関心を利用した方法です。

手乗り文鳥であれば、人間の使っている物・食べている物には興味津々です。

我が家のさくらも私が使っているスマホや筆記具・イヤホンなどを積極的につつきに来ます。

コーヒーを飲んだり甘いものを食べたりしていると、カップやお菓子類を持つ手元に飛んできます(そしてうっかり口にすると危険なので、ケージに戻されます)。

この性質を利用して、飼い主が指先でつついてみたり食べるふりをしてみたりで興味を引いてみるという作戦です。

自分の経験上試す価値があると感じてはいるのですが、1日・2日ではなかなか結果が出ないでしょう。気長に取り組む必要がありそうです。

文鳥の主食をペレットに切り替える方法まとめ

それではここまでに挙げてきた切り替え方のまとめです。

  • 前提:1日に必要な餌の量を把握
    • 24時間後に餌がわずかに残るくらいに調節した時、何gの餌が必要かを算出する
  • 基本の方法:必要量のシードから1gなど量を決めて差し引き、その分ペレットを加える
  • ペレットの割合は様子を見ながら少しずつ増やしていく
  • 体重測定し、増減ないかチェックする
  • 全く食べられない時に対処できるよう、休日など側に居られる日を選ぶと安全に開始できる

具体的な切り替え方はこちら↓

切り替え方1:ペレットを砕く(ミルの使用やすりこぎで叩くなど)

ハリソンであればマッシュタイプを活用可

切り替え方2:食べさせたいペレットの別シリーズでワンクッション入れながら移行する

ラウディブッシュ カリフォルニアブレンド→デイリーメンテナンス

ズプリーム スマートセレクト(・センシブルシード・ピュアファン)→フルーツブレンド

黒瀬ペットフード NEOシリーズクローバータイプ→超小粒タイプ

切り替え方3:着色タイプのペレットを選ぶ

切り替え方4:複数のお試しサイズのペレットを入手して食いつきのよいものを探す

切り替え方5:人間が食べている・好んでいるように見せる

飼い主なあこ
飼い主なあこ

取り入れやすいものからどんどん実行してみてください

さくら
さくら

時間がかかるかもしれないけど大目に見てね

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