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文鳥の飼育方法

文鳥にとって危険なものまとめ-12種類に分類して解説

文鳥の飼育方法

文鳥を飼育する上で、最大の楽しみが放鳥時間という人は多いですよね。

その一方で、放鳥時間は事故が多発するタイミングでもあります。

皆さんは文鳥を放鳥させる上で危険なものをどれだけ把握できていますか?

私も忘れてきている部分があると思ったので改めて総ざらいしたところ、かなり色々出てきました。そして私もきちんと対処できていないと反省する部分もありました。

ということで今回は文鳥にとって危険なものを分類してみました。私と同じように総ざらいしてみようと思った方、是非確認してみて下さい。

文鳥にとって危険なのは 1.空気の汚染 2.経口摂取 3.接触での怪我など

ビビリの割に何にでも興味を示します

まずは文鳥にとってどんな危険があるのか、ざっくりとした解説です。

大きく分けて 1.空気の汚染 2.経口摂取 3.接触での怪我 があります。

まずは1.空気の汚染です。これが対人間よりも敏感になって対処しなければならないものです。

鳥類は空気の汚染に弱い生き物です。人間には害のない程度でも文鳥にとっては命取りです。具体的には有機溶剤やスプレー、テフロンの加熱などですね。

とにかく空気が汚染されるものはNG、使うなら隔離した上で使用しその後も絶対換気!と覚えておきましょう。

次に2.経口摂取によるものです。

これは鉛製品などそれ自体が有害なものもありますし、小さいものの誤飲という意味での危険もあります。

床に落ちている食べカスやゴミにも気を付けなければならないので、部屋の掃除を求められるという意味で意外と対処が大変ですね。

そして最後に3.接触することが危険なものです。

分かりやすいのは、熱い調理器具や料理に触れての火傷ですね。他にも鋭利な物での怪我やコードを齧っての感電リスクなどもこれに入ります。

こんな感じでざっくり挙げただけでも沢山あります。

ちなみに「文鳥: 育て方、食べ物、接し方、病気のことがすぐわかる! (小動物★飼い方上手になれる!)」は飼育書の中でも4ページにわたって危険なものについてしっかり記載されているので、書籍で確認してみたい方にはおすすめです。

危険なもの1:アルコール・タバコ

アルコール類は消毒アイテムに注意

では具体的な危険物について、まずは常識レベルとも言えるものからスタートです。

最初にタバコです。タバコはそれ自体を齧って口に入るのも危険ですし、タバコの煙による空気の汚染もNGです。

またアルコールも文鳥には有害です。

飲み物の方は常識的に考えてきちんと避けている方がほとんどだと思いますが、昨今で要注意なのは消毒用のアルコールです。最近は部屋の中に消毒アイテムが増えている家庭が多いでしょうから、こちらにも注意しましょう。

危険なもの2:観葉植物・花

部屋の中に観葉植物や切り花などを飾っている場合は、放鳥の際に移動させるかカバーなどで覆う必要があります。

理由ですが、まず観葉植物や花には有毒なものが多く存在します。

ごく一部ですが、アサガオ・アジサイ・チューリップ・スイセン・ポインセチア・スズラン・ポトスをはじめとしたサトイモ科の植物などが挙げられます。

そしてその植物自体が有毒でなくても、文鳥が口にしてしまった際に別のリスクがあります。

これらの植物はそもそも食品ではないので、農薬がどれだけ使用されているかがわからないのです。

特に切り花などは頂くこともありますよね。個人的には移動させることなどを考えるよりも最初に飾る時点でトイレや玄関など文鳥が行かない場所を選んだ方が手っ取り早いと思います。

危険なもの3:殺虫剤

部屋で使いづらくなりました

先程農薬の話しが少し出てきましたが、これも殺虫剤のくくりに入りますね。

文鳥を飼っているとその部屋内で殺虫剤が使えません。隔離後使用し換気を徹底するか、物理攻撃で頑張りましょう。

よくある殺虫スプレーだけでなく、煙が出るタイプのくん煙剤もNGです。

農薬・防虫剤、虫ではないですが殺鼠剤もここに含まれます。

危険なもの4:有機溶剤

我が家ではこれらが見つかりました

有機溶剤は揮発性が高く、空気の汚染につながります。

これにはシンナーやペンキなどの塗料・接着剤・洗浄剤・インクなどがあります。

ハンドメイドやDIYで使いがちですね。

それとリフォームで使用される恐れがあるので、リフォームする際には必ず業者に確認を取りましょう。大がかりだと隔離も困難になるので、場合によっては他の住居へ避難させることも考える必要があります。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

今は接着剤を使う時は外に出てから作業しています。

危険なもの5:パイル状の布、毛糸製品

どこにでもあるので意識が薄れがち

タオルやニットにも要注意です。クチバシや爪が引っかかって怪我をする可能性があります。

実はさくらにもヒヤッとした経験があります。

その時はニットでもタオル地でもないごく普通の布地だったのですが、縫い目か何かに爪がひっかかりました。

慌ててさくらをつかんで動きを止めた上で糸を外して事なきを得ましたが、一瞬血の気が引いた出来事でした。

飾りが縫い付けられている服なども同様に危ないので、服装にも留意してください。

危険なもの6:調理器具(テフロンの加熱や火傷)

超危険なものです、注意!

どうやら事故が多発しているようです。特に注意してほしい台所周りです。

フライパンなどテフロン加工の調理器具は、加熱によってテフロンが気化しています。

そしてこれが文鳥にとっては有毒です。

つまりテフロン加工の調理器具を加熱すると空気が汚染され、それが文鳥にとって悪いわけですね。

テフロン加工はフライパンだけでなく、他にもオーブン・ホットプレート・アイロンなどで接触したものがくっつかないように施されています。アイロンは調理器具ではないですが、テフロンの気化と火傷の危険という意味で調理器具と同じ危険性を持っている道具です。

炊飯器も危険です。こちらは蒸気による火傷のリスクがあります。料理の入った鍋も同じく火傷の危険があります。

ここまで見てきて分かるように、台所には危険物が多いです。

食材や調味料類も出来る限り片づけて、文鳥が接触できないように心掛けましょう。

危険なもの7:洗剤

そもそも洗面は連れて行かない方がよいですね

台所洗剤や洗濯洗剤です。成分として含まれる界面活性剤が文鳥にとって有害です。

他に石鹸も同様の理由で注意が必要です。

危険なもの8:人間の食べ物

一緒にのんびりお茶ができたら嬉しいんですけどね

基本的に人間の食べ物は与えてはいけません。

そもそも学習期に人間の食べ物を見せず、興味を持たないようにするのがよいそうです。

ですが我が家のさくらは学習期に学ばせなかったにも関わらず、人間がお菓子を食べていると飛んできて狙ってきます。

推測ですが、文鳥は人間が使っているものに興味を示すのでその延長線上でしょう。しょうがないのでケージに帰ってもらいます。

特にチョコレートやココア・コーヒーは有害ですので絶対に口にしてしまわないようにしましょう。

要するに食べカスの拾い食いまで気を付けないといけないので、最終的には部屋の掃除と監視が必要という結論になりますね。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

飼い主は大変だ

さくら
さくら

食べ物つつかせろ~

危険なもの9:細かいもの・鋭利なもの

他にも多数あると思われます

細かいものは誤飲の恐れがあるため危険です。ビーズや薬、ゴムやクリップなど多種多様です。

鋭利なものは包丁・カッター・はさみなどが挙げられます。ペンも先が尖っているので、注意を払いましょう。

こうして見てみると、文具は注意が必要なものが多いですね。

ちょっとこの枠の中に入るものではないのですが、コード類も齧って感電の危険があり注意が必要です。

危険なもの10:鉛製品・亜鉛製品

子供の誤飲事故など時々報道されていますが、文鳥にも鉛製品は危険です。

どんな物があるかというと、カーテンの重りやカーテンレール・アクセサリー・おもちゃ類・ワインのキャップシール・はんだ・水道管の一部などです。

以前家族と鉛製品を探してみたことがあるのですが、我が家の場合はこれといった製品は発見できませんでした。

人間の事故防止のために最近は減少傾向にあると思われますが、要警戒なのには変わりないですね。

もう一つの亜鉛ですが、手すりなどスチール表面のメッキに使用されているそうです。私自身が詳しくないのでなんとも言いにくいのですが、バリアフリーで手すりが設置されているご家庭では気を付けた方がいいでしょう。

危険なもの11:化粧品

化粧品が手についた状態で文鳥に触るのは避けましょう

化粧品も危険なものが多いジャンルです。

まず最初にマニキュアやヘアスプレーです。これは既に述べてきたように空気を汚染するためです。

ヘアスプレーに限らず、スプレー系は文鳥のいる空間での使用はNGと覚えましょう。

そして基礎化粧品にも注意が必要です。

化粧水はアルコールが含まれているものがあります。またクリームなどには界面活性剤が含まれているものが多いです。

これらの有害な物質が微量でも体内に入ると、肝臓にダメージが蓄積していく恐れがあります。長期的な目線でも警戒しなければいけないので、ちょっと意識しづらいですよね。

特に要注意なのがハンドクリームです。

ハンドクリームを塗った手で文鳥に触れ、羽繕いなどで少しずつ口に入っていく危険があります。

ということで私は冬でも文鳥と触れ合う可能性のある時間帯はハンドクリームを塗りません。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

ハンドクリームは文鳥の就寝後にせっせと塗りたくっています。

危険なもの12:一部の暖房器具(エアコンは大丈夫)

これは空気は汚れないけど火傷に注意

ここまで読んできた方だとくどいと思われるかもしれませんが、燃焼させるタイプのストーブは空気を汚染するのでNGです。

私はストーブの代わりにオイルヒーターを用いています。

ただこれはこれで危険な点があります。熱を発するタイプのストーブ・ヒーターなどは火傷の恐れがあるからです。

うっかり止まり木にしてしまわないよう、放鳥前に対処しておきましょう。

ちなみにエアコンが一番安心です。

強いて言うなら風が直接文鳥に当たると良くないというものがありますが、ケージの場所に気を付ければOKでしょう。

暖房器具ではないですが、扇風機や換気扇にも注意が必要です。運転中のファンに巻き込まれる事故を防ぐため、カバーなどを活用する手があります。

文鳥にとって危険なものまとめ-部屋の片づけと掃除が基本

後悔しないために気を付けていきましょう

ここまで見て下さった方、ありがとうございます。うんざりした方もいるでしょう。

私もここまで書いてきて、「これ全部気を付けている人って何%くらいいるんだろう」と正直思いました。

ですが、事故が起こってから後悔しても救いはないですからね。一緒に少しずつ気を付けて環境を整えていきましょう。

最後にここまでのまとめを載せておしまいにします。

文鳥にとって危険なものまとめ

  1. タバコ・アルコール(消毒剤も)
  2. 観葉植物・花
  3. 殺虫剤など:殺虫スプレー・くん煙剤・農薬・防虫剤・殺鼠剤
  4. 有機溶剤:シンナー・ペンキなどの塗料・接着剤・洗浄剤・インク
  5. タオル・ニット・飾りが縫い付けられている服
  6. 台所用品など
    • フライパン・オーブン・ホットプレート・アイロン
    • 炊飯器・料理の入った鍋・食材・調味料
  7. 台所洗剤・洗濯洗剤・石鹸
  8. 人間の食べ物(特にチョコレートやココア・コーヒー)、食べカスにも注意
  9. 細かいもの・鋭利なものなど
    • ビーズ・薬・ゴム・クリップなど
    • 包丁・カッター・はさみ・ペン
    • コード類も注意
  10. 鉛製品・亜鉛製品
    • カーテンの重り・カーテンレール・アクセサリー・おもちゃ類
    • ワインのキャップシール・はんだ・水道管の一部
    • 手すりなどスチール表面のメッキ
  11. 化粧品:マニキュア・ヘアスプレー・基礎化粧品(特にハンドクリーム)
  12. 暖房器具など
    • 燃焼させる・熱を発するタイプのストーブやヒーター
    • 扇風機・換気扇
さくら
さくら

お疲れさま!

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