ケージと飼育グッズを一通り入手できたら、早速ケージを組み立ててグッズ類をレイアウトしてみましょう。
ケージのレイアウト自体はそんなに難しいものではありません。
とはいえ、実際文鳥を飼っている人はどんな感じにしてるの?と気になる人もいるでしょう。ちなみに私はレイアウト途中でどんな風にするのが普通なのか分からなくなってしまって、色々検索したことを覚えています。
今回はケージのレイアウトを考える上で押さえておくべきポイントと、おまけで我が家のケージのレイアウトを参考例として載せておきます。
実際に文鳥さんをお迎えする前にお部屋作りを済ませておきましょう!
文鳥のケージレイアウトはこんな感じ(一例です)
まず最初に、参考例として我が家の今のケージレイアウトを載せておきます。
基本は変わらないのですが、時期によってヒーターの有無が異なります。
また、餌入れと水浴び器などが逆に設置されていた時期もあるのですが、ヒーター用のコンセントの位置やさくらの過ごし方の関係で現状はここに落ち着いています。
ただこれは我が家の場合こうなったというだけのもので、ケージレイアウトは文鳥の個性や家・ケージの構造、飼い主の考え方などで正解が異なってきます。
うちはこんな感じになったってだけだよ
ケージは「イージーホーム クリアバード 35-WH」です
↓ケージについて詳細はこちらに書いています。
レイアウトポイント1:止まり木を2本→そこからの導線でグッズを配置
では具体的にレイアウトを考えていきましょう。
まずは止まり木を2本設置し、そこを伝って移動した先に各飼育グッズを置いていくイメージです。
止まり木の配置はケージのパッケージを参考にすると○
大半のケージには止まり木が最初から2本付属しているでしょう。まずはこの2本を使って文鳥の移動経路を確保します。
ここで参考にすると便利なのがケージのパッケージです。
止まり木の設置位置は基本的に奥側高めに1本、手前側低めにもう1本、です。
多くのケージのパッケージでそのような配置がされているので、まずはそれを真似してみましょう。そして他のグッズを入れにくい、となったら微調整としてそこから位置を動かしてみましょう。
これで文鳥さんが奥の高い所と手前の低い所を行き来できるようになります。
2本の止まり木を行き来する際、なだらかな角度で上下移動できる方が文鳥にとっては快適です。
また、文鳥が羽を広げたり羽繕いをするのに必要なスペースが周囲に確保できているかを確認してみましょう。
止まり木から接続しやすい位置に他のグッズを配置しよう
次に2本の止まり木を横移動した先などに他のグッズを配置します。
さくらのケージの例であれば、奥側の止まり木から菜差し・ブランコ・ステージ(ヒーターそば)へ、手前側から餌入れ・水入れ・水浴び器といった具合です。
移動の導線が難しくないか考えながら配置するとよいでしょう。
そして最後に残った温度計などを配置すれば作業は一旦完了です!
後はこんなところをチェックしてみましょう。
- 止まり木間やブランコへの移動はスムーズにできそうか?
- (私はブランコの位置が低く感じたので一部部品を外して天井からの位置を近くしました)
- 餌入れは水が入りにくい位置にあるか?
- (さくらのケージの場合、今は水の入っているものは片側にまとめています)
- 菜差しは高い位置にあるか?
- (低いと菜差しから野菜を引っこ抜いてしまいます)
- ヒーターは低い位置にあるか?
- (暖気は上昇するため、低い場所は暖まりにくい)
- ヒーターなどのコードとコンセントの位置関係は問題ないか
- ブランコはケージの中で一番高い所がベスト
- (最も高い位置で寝る子の場合はよい寝床にもなる)
レイアウトポイント2:ヒーターをケージの中・外どちらにするか決める
レイアウトを考えるのが冬でなくてもヒーターの設置場所は決めておきましょう。
特に雛は成鳥よりもヒーターを必要とする機会が多いですし、体調不良で急に保温が必要になることもあるからです。
そのヒーターですがケージの中と外、どちらに設置するかは飼い主によって異なります。
ではそれぞれの利点を見てみましょう。
ケージ内にヒーターを設置する利点
- ヒーターとの距離を文鳥自身が調整しやすい、必要なら寄り添って暖まれる
- ケージの外をプチプチシートなどで覆うことで、効率よく保温空間を作れる
- ケージカバーとヒーターとの間に空間を作れる(火事リスクの軽減)
ケージ外にヒーターを設置する利点
- 上に乗るなど接触での火傷のリスクがない
- ケージ内の空間を圧迫しないので、文鳥が空間を広く使える
- フンなどの汚れが付きにくい(ヒーターにフンなどが付着するのはよくない)
どちらかというとケージ内設置が多いようです
迷ったらとりあえずケージ内に設置してみてもいいと思いますよ
火傷しないように様子を見ててね
レイアウトポイント3:ケージに物をなるべく入れない
ケージ内にグッズを配置して終了する前に、中に入れたものを再度チェックしてみましょう。
おもちゃなど色々なグッズを入れてしまっていませんか?おもちゃは1個まで、その他必須でないグッズの配置もできるだけ避けましょう。
もし「これ、減らせるな」と思えるものがあるなら思い切って出してしまいましょう。限りのあるケージ内空間を更に狭めてしまわないよう、ケージ内はシンプルにいきましょう。
ケージに入れられなくても放鳥中に使ってもらうことはできるので、もう買ってしまっていても無駄にはなりませんよ。
補足:インコのような高度な鳥さんは日中の退屈によるストレス防止のためにおもちゃが有効ですが、その分広いケージが必要です。
ケージレイアウトは実際の飼育上の都合で後から変えてもOK!
一旦決めたレイアウト。これは飼育を始めたら変更してはいけない、というものではありません。
特に雌の文鳥が発情している場合には、適度なストレスのためにあえてレイアウトを変えることもあるくらいです。
但し老鳥の場合は例外です。老いると環境の変化に対応することが難しくなるのは人間も鳥も同じです。
ですので、文鳥が若いうちにこれがベスト!という配置を見つけておきましょう。
文鳥のケージレイアウトのポイントまとめ
最後に文鳥のケージレイアウトのポイントをまとめて見てみましょう。
- 2本の止まり木をパッケージを参考に設置→その導線の先に他のグッズを配置
- 止まり木は奥側高めに1本、手前側低めに1本
- 菜差しは上の止まり木から近づけるように
- ヒーターは低い位置に
- 餌入れは水が入らない位置に
- ブランコを入れるなら一番高い位置に
- 移動の導線が難しくないか、周囲の空間が確保できているか確認!
- ヒーターの置き場所も決めておく(迷うならとりあえずケージ内でもOK)
- 余計なものをなるべく入れず、シンプルな構造にする
あとは文鳥さんの個性に合わせて変えてみてOKです!
いいお家を作ってね
以上、ケージレイアウトのポイント解説でした。
↓そもそも飼育グッズって何が要るの?という方はこちらの解説もどうぞ
↓ケージはこちらでレビューしています
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