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文鳥の健康管理

私と文鳥の動物病院体験談その2-腸内環境(細菌バランス)の悪化

文鳥の健康管理

飼っている文鳥にこんな症状が!となった時、飼い主は慌てて情報を集めたりしますよね。それがもし我が家の文鳥と同じ症状だったのなら何かの参考になるかもしれないと思ったので、私の体験と記録していた情報をレポートします。

あくまでも素人飼い主の書く経過ですので、「こんな例があったんだな」と参考程度に利用して頂けると嬉しいです。

今回は我が家の文鳥さくらが色のおかしいフンをして、腸内環境の悪化と診断された時の症状・病態・推測される原因・治療・経過と、気付いたことについて順にお話しします。

症状:帰宅後すぐの放鳥中に茶~黒色のフンをしたことに気付く

最初に異常に気付いたのは、月曜の帰宅後早速放鳥していた時でした。

フンをしたのでティッシュで取ろうとしたところ、それが普段見たことのない茶~黒色のフンでした。

昼間に家族が1回放鳥させていたのですが、その際に使ってくず入れに入れていたティッシュも確認。すると、日中からフンの色がおかしかったことが分かりました。

前回が連休前という一番悪いタイミングだったので、今回は明日すぐに動物病院を受診できるからよかった、と思ったことをよく覚えています。受診のためにフンをラップに取って翌日の受診時に持参できるようにしました。

振る舞いに特に変わったところはなかったのですが、文鳥は体調不良を隠す生き物なので今まさに不調を隠しているのかもしれない、と推測して保温してみることにしました。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

サーモスタットの設定温度を上げて、

ケージをプチプチシートで覆って過ごさせました。

診断:翌日に便検査を実施、腸内環境(細菌バランス)の悪化と判明

翌日職場から帰宅すると、家族が日中のフン(やや茶色いくらい)をラップに取ってくれていました。家族もフンの色の違いは理解できており、「昼のフンは悪くなかったよ、治ったんじゃない?」と意見がありました。

ただし私自身は治ったように見えていたとしても、きちんと専門家に確認してもらうべきと思っていたので、方針は変えずに動物病院を受診しました。

前日の茶~黒色便と当日の便を提出したところ、通院中にもフンをしていたのでこれも検査してみましょう、と更に採取をし便検査となりました。

その結果、便の中の細菌バランスが以前(健康診断時)と比較してはっきりと悪化していました。善玉菌が少なく、中間くらいの球菌が増えていたそうです。

先生からは「何も知らずにこの検査結果だけを見ると、この子下痢してる?って思うような状態だね」とコメントされました。

通院中にしていたフンはかなり良くなってきていたので、あまり心配は要らないとも言われました。「もう1日様子見でも大丈夫だったくらいだね」と先生は言っていましたが、心配ないと言ってもらえただけでも受診してよかったと感じました。

原因:はっきりせず。体質や食べ物の可能性くらい

この症状が起きる4,5日前から飼い主の急な残業で帰宅時間が大きく遅れることが数回あり、餌の時間など生活リズムが崩れたことが原因かと思い、質問してみました。

先生は原因としての可能性は低い、そうだとするとちょっと大変な子だけど一応カルテに記録しておくね、と笑っておられました。

さくら
さくら

一般的には体質や食べ物の影響が考えられる、だって

治療:抗生物質などが入った飲み薬が処方される

容器が点眼薬と一緒なので内服と書いてくれています

治療は抗生物質が入った飲み薬です。くちばしの横から垂らすような感じで飲ませるものですね。

前日と比較して自然と改善してきていることもあり、1週間後の便の状態が悪ければ再度受診してくださいという指示でした。見た目で悪くなければ終了でよい、となりました。

1週間の投薬生活、フンを見る度に不安を経験する

フンの異常に気付いた日以外で黒色のフンは見られなかったのですが、フンを観察していると「まだ茶色い気がする…」と飼い主が疑心暗鬼の傾向になっていました。

フンの水分量やフンの量なども気になってきて、フンを見る度にドキドキするから早く元気になってほしい、と考えながらの1週間でした。

ヒーター&サーモスタットとプチプチシートでの保温も続けてみました(これが効果あったのかはよく分かりません)。

経過:1週間後のフンに異常なし、通院は1度で終了する

1週間後、フンに気になるところはなかったので、2度目の通院をすることなく治療が終了となりました。

放鳥時にはビュンビュン飛び回り、素人目には調子が良い様子に見えました。サーモスタットの設定温度を少しずつ下げて最後にはヒーターを切りました。

飼い主なあこ
飼い主なあこ

以降、1年以上フンの色の変化は見られていません。

気付き:着色ペレットでも文鳥のフンの異常には気付ける

着色ペレットに少しお楽しみのシードを混ぜています

この頃にはさくらの食事をシードからほぼペレットに切り替えていました。そして使用しているペレットが、着色タイプのズプリーム社製フルーツブレンドシリーズでした。

着色ペレットのデメリットとして、フンの異常を見分けづらくなる、というものが挙げられることがあります。

ですが、今回フンの異常は一目で気付きました(家族は最初見逃していました)。

きちんと毎日のフンをチェックすることが条件ですが、着色ペレットでも問題なくフンの色の変化や異常を見抜けるということが分かりました。

もちろん今回は良かったけど、ケースによっては気付けない時があるかもしれません。ですが、着色ペレットの絶対的な欠点ではないと感じています。

文鳥の腸内環境悪化まとめ 普段のフンを把握すれば着色ペレットもOK

我が家の文鳥さくらの事例:腸内環境の悪化まとめ

症状:茶~黒色の便をする、様子は普段と変わらず元気に見える

診断:腸内環境(細菌バランス)の悪化 ←球菌の増加

原因:はっきりとせず、一般的には体質や食べ物の影響の可能性

治療:抗生物質の入った飲み薬(くちばしの横から垂らして飲ませる)

経過:1週間の投薬で再度の悪化なし、以降フンの異常は1年以上見られず

そしてフンの異常は着色ペレットを与えていても判別可能でした。

ただしこれは毎日の観察の元に成り立つものです。日々の観察が文鳥の健康に繋がるという好例でしょう。

何かの参考になれば幸いです!

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