文鳥を飼育していく上でちょっと面倒だけど避けられないこと、それは掃除です。
文鳥のケージ掃除の正解ってどんなものだと思いますか?
掃除の仕方や頻度については、意外と人によって見解が異なります。私は最初、「結局どれが正解なの?」と困惑しました。
今回は私が普段行っている掃除のペースとその内容について紹介します。色々見解がある中で、とある文鳥飼い主はこんなやり方に落ち着いたんだな、という目線で見てみて下さい。
文鳥のケージの掃除方法・頻度は諸説あり、使っているグッズにもよる
まず最初に、ケージ掃除の方法や頻度に絶対的な正解はありません。
例えば使用しているグッズによって適切な洗い方は異なってきます。
我が家では「イージーホーム クリアバード 35-WH」のケージを使用しているのですが(↓これです)、こちらの商品はプラスチック製なので70℃以上のお湯は使用不可と説明書に記載されています。
人によってはケージ掃除で洗剤を使わず熱湯消毒することを推奨していますが、プラスチック製品の場合は不可能です。
また、中に入れる餌や文鳥の状態によってケージ内の汚れ度合いも変化します。
分かりやすい例だと、換羽の時期は抜けた羽が沢山落ちますし、更に羽軸が弾けた際の粉のようなカスも落ちるのでケージ内は汚れやすくなります。
また文鳥が病気など調子が悪い場合には掃除のタイミングをずらした方がよいことも多いでしょう。
ですので、以下の方法や頻度もひとつの基準くらいに捉えて、自分と文鳥にとって快適なパターンを探っていくとよいでしょう。
新鮮ピーマンがある時はいっぱい散らかしながら食べるよ!
ピーマンの破片がケージ内に張り付いて
大掃除の頻度が上がります(ちょっと大変)
文鳥のケージ・グッズの掃除は期間ごとに大・中・小と分けると把握しやすい
文鳥のケージ掃除では、毎日掃除したい箇所と定期的に整えれば十分な箇所があります。
そこでここでは「毎日の小掃除・週1回の中掃除・月1回の大掃除」に分けて方法を解説していきます。
先にざっくりと説明をすると
毎日の小掃除:水の入ったグッズの水洗いと底網の汚れ取り・敷き紙交換
週1回の中掃除:一部グッズの丸洗い・木製品の熱湯消毒・ケージの拭き掃除
月1回の大掃除:ケージ全体の丸洗い
といった内容です。
それでは毎日の小掃除から具体的な方法を見ていきましょう
文鳥のケージ掃除:毎日の小掃除
まずは毎日の小掃除です。毎日の掃除で行うことは
の3点です。
5~10分で終わる簡単なものだよ
1.底網の汚れ落とし(簡易的に)
文鳥がケージ内で1日を過ごすと、底網にはフン汚れが付着しています。
そのフン汚れを濡れ布巾などを使って落とします。
こびりついていなければ、ティッシュで拭く程度でもきれいになります。
毎日布巾を衛生的に保つのが面倒な場合には、ウェットティッシュも活躍します。ペット用や赤ちゃんにも使えるタイプの製品が色々市販されているので上手に活用しましょう。
2.敷き紙の交換
敷き紙は1日でかなり汚れます。毎日取り換えましょう。
敷き紙は基本的にはトレイの大きさに合わせた新聞紙で十分です。
ただし水浴びの際に飛び散った水などが新聞紙につくと、インクの色がトレーに染み付いてしまうことがあります。それが気になる人は市販のペット用シーツを利用するのもよいでしょう。
↓こんな商品があります(我が家ではキャリーにしか使用しませんが一応ご紹介)
3.水が入っているもの(水入れ・菜差し・水浴び器)の水洗い
ケージ内で水が入っているものは水入れ・菜差し・水浴び器の3点です。
この3点セットを水洗いします。
汚れが気にならないなら、小回りのきく細かい部分用のスポンジなどを用いて(100均にも色々あります)水洗いでよいでしょう。
気になる時には中性洗剤を使用し、しっかりと流水で洗剤を流しておきましょう。
そして新たにきれいな水を補給して完了です!
文鳥のケージ掃除:週1回の中掃除
では次に週に1回の中掃除です。私は毎週土曜日を中掃除の日と決めています。
中掃除の内容は
です。ケージ本体を運んで丸洗いする手間がないので、個人的にはそこまでの負担感はありません。
1.汚れやすいグッズ(底網・ケージ底のトレイ・餌入れ等)の洗浄
まずは汚れやすいグッズの洗浄です。
底網やケージ底のトレイはフン汚れが付きやすい場所です。
そして水入れ・菜差し・水浴び器は常に水が入っている状態なのでこちらも汚れやすい場所です。
餌入れにも文鳥は構わずフンをしてしまうので、こちらも衛生的に保ちたいですね。
これらのグッズを丸洗いします。
どうやって洗うかなのですが、これが結構人によって見解が割れます。
中性洗剤を使用してもよいとしている人もいる一方で、中性洗剤不可で哺乳瓶用の消毒剤や熱湯消毒を推奨する人もいます。
私は普通に中性洗剤で洗ってしまっています。
その代わりしっかりと流水で洗剤を洗い流すよう、人間用の食器洗いよりも念入りに作業しています。
気を付けることとしては、スポンジの硬い面などでゴシゴシ洗うと表面に細かい傷がついてそこに細菌が溜まってしまうので傷つけないように洗う、でしょうか。これは人間用の洗い物と一緒ですね。
2.止まり木など木製品の熱湯消毒
木製品は熱湯消毒ができます(まな板感覚ですね)。
我が家の場合、止まり木・ブランコ・ヒーター上に設置したステージが該当します。
これらのグッズに熱湯を10秒くらいかけて消毒します。
文鳥は止まり木などをクチバシ拭きとして使用する習性があります。文鳥の衛生管理のためにもしっかり行いたいですね。
3.ケージ本体は水拭き程度
ケージ本体は目立つ汚れがなければ水拭きで対応します。ウェットティッシュなどを用いるとお手軽です。
ただしケージがどのくらい汚れるかは、ケージ内外の環境や時期などで異なってきます。
汚れ具合に応じて「今日はしっかり洗おう」など臨機応変に対応しましょう。
文鳥のケージ掃除:月1回の大掃除
最後に月に1回の大掃除です。
我が家では第1土曜日など、日にちを決めて月一の業務としています。
私は多忙が予想される時は大掃除のタイミングとして少し早くてもその前に済ませてしまったり、自分の体調不良などあれば1週間先送りにしたりしています。
飼い主がしんどくなってしまってもいけないので、上手にタイミングを調整してやっていきましょう。
さて、その月一の大掃除の内容ですが、
です。
正直に言うと、この大掃除は疲れます。面倒です
年に12回だから頑張ってきれいにしてね
ケージ・グッズ類の丸洗い
ケージの丸洗いですが、その前に一つ作業があります。
それは「文鳥をキャリーに入れておく」です。
掃除をしている間は目が行き届かなくなるので、安全のためにもキャリーに入っておいてもらいましょう。
余談ですがさくら用のキャリーはこちらです↓。
ケージの丸洗い作業にはそこそこのスペースを要します。
そこで私はケージを丸ごと風呂場に持ち込んで洗っています。
洗い方は週一のグッズ類の時と同じですが、私は中性洗剤とスポンジを使用しています。
もし洗剤の害が心配なら、哺乳瓶用の洗浄剤の利用や金属部分の熱湯消毒を行いましょう。この辺りは飼い主の考え方や使用している製品次第だと思います。
丸洗い後は可能であれば日光に当てて乾燥させるか、きれいなタオルで拭きます。
我が家のさくらは最近すっかりキャリー嫌いで「早く出せ」と騒がしいので、即拭き上げてケージに戻しています(忙しい)。
止まり木などの木製品も週一の掃除の時と同様です。熱湯消毒をしましょう。
文鳥のケージ掃除の方法と頻度まとめ
ここまでの掃除内容をまとめると以下のようになります。
- 毎日の小掃除
- 底網の汚れ落とし(濡れ布巾やウェットティッシュなどで簡易的に)
- 敷き紙の交換
- 水入れ・菜差し・水浴び器の水洗い(細かいスポンジなどを使って)
- 週1回の中掃除
- 底網・ケージ底のトレイ・餌入れ・水入れ・菜差し・水浴び器等の洗浄
- 木製品に10秒程度熱湯をかけての熱湯消毒
- ケージ本体の水拭き
- 月1回の大掃除
- ケージ全体・グッズ類の丸洗い、文鳥はキャリーへ入れておくこと
- 木製品は熱湯消毒
省けるところは上手に省いてやっていきましょう
大掃除が終わったら構ってね
以上、掃除方法の解説でした!
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