前回はペレットに関する記事を書きましたが、今回は主食に混合シードを選択した文鳥初心者さんのための記事です。
鳥の餌といえばシード、というのはなんとなくイメージしやすいでしょう。ですがそれだけでは栄養が不足します。追加で毎日必要な副食は把握できているでしょうか?
本記事では具体的な商品を挙げながら、混合シードについてと一緒に与えるべき副食についても解説していきます。
↓ペレット派の方はこちら!
文鳥の主食に混合シードを選ぶなら副食に野菜とサプリを
主食に混合シードを与える場合、それ単体では栄養が不足してしまいます。
そのため、シードに加えて2種類の副食を用意する必要があります。
一つは野菜で、これを毎日菜差しなどを用いてケージに設置します。
もう一つはサプリメントです。昔ながらであればボレー粉がこれに該当するのですが、私はサプリメントを強く推奨します(後述)。
ということで主食に混合シードを選ぶ人は
- 混合シード
- 野菜
- サプリメント
の3種を1セットと考えて用意しましょう。
混合シードは文鳥用もしくはフィンチ用の皮付きを選べばOK
では混合シードはどんなものを選べばよいでしょうか。
実はシードの構成内容としてはインコなどと一緒でも特に問題はありません。
現に小鳥の餌、という形で対象となる鳥の種類を限定せず販売している商品もよく見られます。
ただ強いて言えばですが、文鳥用もしくはフィンチ用という混合シードであれば文鳥の特性や好みを考慮したシードの配合に調整されていることが期待できます。
そしてそれよりもはるかに大事なポイントは、「皮付き」と表記のあるものを購入することです。
シードに限らずですが、皮に近い部分は栄養価が高いとよく言われていますよね。皮付きではない「むき餌」を選ぶと、シード自体が栄養価の低いものになってしまいます。
また、皮をむいて食べること自体が文鳥にとってストレス発散のよい機会となります。
これらの理由から「皮付き」とパッケージに明記されている商品を選ぶことが必要なのです。
ちなみに毎日の餌を入れ替える作業は、シードが残っているように見えても全部取り替えます。これは衛生面の維持や、残っているように見えて皮だったという勘違いからの事故を防ぐためです。
おすすめは黒瀬ペットフードマニアシリーズの混合シード
私がおすすめする混合シードは、黒瀬ペットフードから販売されているマニアシリーズの文鳥用です。
黒瀬ペットフードはペレット編の記事でも登場しています。文鳥などフィンチ類を対象としたペレットやおやつなどの取り扱いもあり、安心して与えられるメーカーです。
またこれは個体差もあるでしょうが、我が家のさくらの場合食いつきが非常に良いです。
さくらにはおやつにと買ったオーチャードグラスよりもこちらの混合シードの方が喜ばれています
副食1:不足する栄養素を補うために毎日野菜が必要
ペレット食の場合も楽しみのために与えることが多い野菜ですが、シードの場合野菜は栄養摂取のために必須の副食です。
就寝前の水分摂取は控えたいので、朝・昼に用意するとよいでしょう。
- 小松菜
- チンゲン菜
- 豆苗(豆や根はNG)
あたりの葉物がよく挙げられる野菜です。
副食として与えられる野菜に関しては、こちらにまとめました。
副食2:サプリメントかボレー粉も毎日必要(サプリメント推奨)
混合シードに加えて様々な野菜を食べていたとしても、栄養価はどうしても偏ってしまいます。
そこで登場するのがサプリメントです。
昔はボレー粉というカキ殻を砕いて細かくしたものを与えていました。ですが、今はボレー粉よりも優れたサプリメントがあるので、私はこちらを強く推奨します。
サプリメントの中でも超有名なのが「ネクトンS」です。
こちらを使用することで、ビタミン・ミネラルをバランスよく補うことができます。
これを毎日の食事で少しずつ摂取させましょう。
使用方法が色々言われているのですが、私が購入した品の説明書にはこのように書かれていました。
ということで、私は説明書通りに爪楊枝で穴を開けてシードに振りかけて使っていました。
「ネクトンBiotin(以前はネクトンBIOという名称でした)」という商品もあり、こちらは換羽期に適した配合のサプリメントです。
文鳥初心者さんにおすすめの混合シードと副食まとめ
最後に文鳥の主食に混合シードを選択した場合の主食・副食に関してのまとめです。
- 主食:混合シード
- おすすめは黒瀬ペットフードmaniaシリーズの文鳥用
- 副食1:野菜
- 小松菜、チンゲン菜、豆苗(豆や根は取り除く)など
- 副食2:サプリメント
- ネクトンSがおすすめ、シードに振りかけて使う
以上の3種を用意しましょう。
健康への影響という面ではどうしてもペレットに劣ってしまうので、体調の変化には気を配ってあげてくださいね!
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