これから文鳥を飼う方、動物病院探しと飼育書の読書は済みましたか?
これらが終われば、いよいよ文鳥さんのお迎え準備です。
飼育グッズを揃えていくことになりますが、何を買うかリストアップできているでしょうか?
そもそも飼育グッズってどこからどこまで揃えればいいのか分からない…という方のために、最初に揃える飼育グッズをまとめました。私は100均も活用し、比較的リーズナブルに揃えています。
抜けがないかチェックしたい方も、これから揃えるよという方も是非一通り確認してみて下さい。
1つずつ解説もあって長いので、のんびりor休みながら読んでね!
動物病院探しと飼育書の読書がまだの方は、この記事を読む前にこちらをどうぞ!
文鳥を初めて飼う際に必要な初期費用は概算で35,000円
まずは先に結論からお伝えします。気になる初期費用はこちら↓
飼育グッズ一揃い \20,000-
餌代・生体価格・健康診断費用を加えると \35,000-
計算するとこのようになりました。
とはいえ、具体的にどんな物が必要でそれぞれにどれくらいの費用がかかるのか分からないと納得もしづらいと思います。
以降に必要な物を具体的に紹介していきます。
最初に全部揃えて学習期から慣らしておくのが大事
前提として、飼育グッズは最初にまとめて購入しましょう。
なんとなく必要最低限を用意して、後はおいおい集めていこうと考えたくなると思います。ですが文鳥飼育の場合、生後3か月くらいまでの学習期にグッズに慣らしておくことが非常に大切です。
なぜならこの時期に慣らしておかないと、大人になってから新しいグッズを入れても怖がって使ってくれないことがあるからです。
我が家のさくらの場合、三角ベッドの中は怖がって入りません
だって大人になって急に入れられたんだもん…
必要な物1:ケージ
まずは一番大事なケージです。
私はこちらの商品を使用しています。詳細もレビューしているので、ケージを決めかねている方は読んでみて下さい。
エサ入れ、止まり木
ケージに付属していることも多いです。基本的に付属品をそのまま使用して構いません。
もし使用してみて問題があったりこだわりたくなったら、その時に必要に応じて考えればよいでしょう。
必要な物2:ケージに取り付けるグッズ
ケージのワイヤーにはめ込んだり上から吊るしたりして設置するものです。
水入れ
私はこちらのバナナ型の水入れを使用しています。
このタイプの製品だと開口部分が小さいので、水入れの中で水浴びしたりゴミが沢山入るのを防ぐことができます。
イージーホームクリアバード35-WHのワイヤーにはちょっときつめに感じますがちゃんと入ります。
菜差し
文鳥の栄養摂取と楽しみのために必要な野菜を入れるものです。
この製品は小松菜のような細い葉物は蓋をつけて入口を狭めて使用し、チンゲン菜のような太いものは蓋を外して本体に直接入れ込んで使います。
水浴び器
バードバスとも言います。
文鳥は水浴びを好みます。我が家のさくらもこの中が好きなようで、よく中に入っています。
私はケージ内を狭くしたくないという思いもあり、こちらの製品のようなケージの入口に取り付けるタイプを愛用しています。
おもちゃ:どれか1つ選ぶならブランコがおすすめ
おもちゃは入れすぎるとケージの中を狭くしてしまうので、文鳥さんなら1~2個に抑えた方がよいでしょう。
そして選ぶならブランコがおすすめです。ブランコでゆらゆらするのが運動になりますし、一番高い場所に設置するとお気に入りの場所になることも多いようです。
我が家のさくらはここを寝床と決めています。
今使用しているこちらは本来鈴がついているのですが、文鳥が乗ると頭に当たって邪魔すぎるので取りました。また、空間の上方を上手に使いたかったので、吊り下げるチェーン部分を取り除いて高い位置に設置しています。
個人的には止まり木部分がプラスチック製のものよりも木製の方が安心感があって好きです(好みの問題かも)。
ブランコは文鳥さんにも価値があるし、見ていて可愛いので超おすすめです
温湿度計
自宅に小さめの温湿度計があれば、それを使ってもOKです。
ケージ内の床に設置したり壁面に掛けたりして、ケージ内部の温湿度を測れるようにしましょう。
必要な物3:保温器具
先にも書いていますが、飼育し始めた時期が寒くなくても最初にまとめて購入しておいて下さい。
病気になった際に保温が求められます。命を守るために必要な大事な道具です。
ヒーター(スタンド型もしくはヒヨコ電球とカバー)、サーモスタット
ヒーターには2種類あります。
古典的なヒヨコ電球と遠赤外線タイプのスタンド型ヒーターです。
ヒヨコ電球の欠点は「デカい」です。カバーに取り付けて使用しますが、写真のように結構なサイズ感です(40Wを使用)。
ただ私の知る範囲ではヒヨコ電球使用の人の方が圧倒的に多いのもあり、こちらにしています。
温度管理できるヒーターでなければサーモスタットも必要です。
飼育書にはあるといい、と必須ではない書き方もされています。が、これ、すごい便利アイテムです。
これがあればいちいち確認しなくてもケージ内の温度を一定以上に保つことができます。是非一緒に購入して便利さを体感してください。
必要に応じてベッドなど、つぼ巣は不要
実は飼い始めた際には持っていませんでした。
私はカバーがヒーターに触れない&しっかり暖まれるようケージ内にヒーターを設置しているのですが、この上に文鳥が乗ってしまうのです。危険なのでその対処としてヒーターの上に小鳥用ベッドを追加しました。
そして学習期も過ぎていたので、中には警戒して入ってくれません。ただヒーターの上に乗らせないという目的は達成しているのでそのまま使用しています。
単純にかわいさでベッドを選んだので、木製や布製のステージでもOKです。ヒーター外付けなら不要です。
つぼ巣は発情を促すので、繁殖させないのであれば入れない方がいいです。
必要な物4:カバー(就寝時用・保温用の2種)
ケージのカバーは2種類あります。
1つは就寝時に使うカバーです。できれば遮光かつ難燃のものがよいでしょう。
私が使用しているケージ専用のカバーはありません。HOEIのカバーが代用できるようですが、これ、上に穴があるので遮光できていないんですよね。
ということで私は手っ取り早く暗幕の1枚布をばさっとかけています。
私はこちらで購入しました(上の写真で150×150です)。「大塚屋ネットショップ」という布生地を中心に取り扱っているお店です。お手頃価格で好きな長さ分購入できます。
購入後にアイロン接着テープで端を処理しただけで使っています。
接着テープを使う際は文鳥のいない部屋でね!(空気が汚染されます)
もう1つが冬など保温時に用いる透明なカバーです。
我が家のケージは両側面だけ塞げばすぐ空気を遮断できるので、この側面に100均で買ったプチプチシートを貼っています。
ワイヤーのケージの場合は、全体をこのプチプチシートで覆うか市販のクリアカバーやアクリルカバー(高価ですが)もよいでしょう。
必要な物5:敷き紙(新聞紙でも代用可)
ケージの底に敷くものです。
こちらを購入したのですが、貧乏性なので(笑)結局ケージには新聞紙を使っています。
ただ新聞紙だと濡れた時にインクが底のトレイについて落ちなくなるので、それが嫌な方は市販の敷き紙を用いましょう。
私はキャリー用の敷き紙として活用しています。
必要な物6:キャリーとキャリーバッグ
屋外移動や掃除・日光浴の時の仮住まいなどで用います。
私はこちらを使用しています。
バッグは犬猫用のキャリーバッグがいいとか聞きますが、これというものが見つけられないまま買い物用のトートバッグをキャリー用にしています。
手元にあるもので代用できるものを探してみるのもいいんじゃないかと思います。
必要な物7:キッチンスケール
文鳥の体重と餌の量を量るためのものです。
気にならなければキッチンにあるものを適宜消毒しながらでもいいのでしょうが、文鳥用があるとよいでしょう。
0.1g単位で量れるものが良いと聞くので、そのうち購入してレポートできればと思っています。
必要な物8:ケージ外用止まり木(100均の皿立てなどでも代用可)
体重測定時などケージから出した際の止まり木です。
我が家のさくらは直接スケールの上に乗れるので必須ではないという印象です。が、100均の皿立てなどで代用できることを知ってそちらを購入し使用しています。
もちろん専用の品でもよいでしょう。↓こんなのです。可愛い。
必要な物9:掃除道具(スポンジ・洗剤・細部洗い用のグッズ)
ケージなどを洗う際に使います。
洗剤については諸説ありますが、我が家では普通に中性洗剤をつけたスポンジで洗っています。
水入れなど小さいものは細かい部分洗い用のグッズも使っています(これも100均で購入可)。
文鳥飼育で実際に必要な初期費用、合計で約35,000円
以上で飼育グッズの一通りの紹介が終わりました。これらの合計で大体20,000円くらいになります。
他に文鳥を飼育し始める際に必要な支出として、文鳥の生体購入費用があります。
我が家は桜文鳥なので3,300円と文鳥の中でも特に安価でした(珍しくないため)。クリームやシルバーなど色変わりは10,000円を超える場合もあります。
更に必要な費用として、餌代と動物病院での健康診断費用があります(餌に関しては維持に必要なものとして別記事にする予定です)。
餌代は初回の購入で色々買ったとしても万を超えることはありませんが、健康診断費用は動物病院によって大きく異なってきますので、多めに計算し準備しておいてください。
以上の合計で初期費用はこんな感じです。
文鳥の初期費用の1例
- 飼育グッズ \20,000-
- 生体(桜文鳥の場合) \3,000~
- 餌代(ペレット・シード・ネクトン・おやつの粟穂分として) \5,000くらい
- 健康診断 \5,000(仮)
合計 約35,000円前後
医療費の貯金も必須です
初期費用という訳ではありませんが、いざという時のための医療費の貯金も必須です。
私はペットの入院・手術経験がないので詳細を説明できないのですが、即支払いに使える資金として最低10万は持っておきたいです。
私の場合、特別医療費用として分けておいたりはしていませんが、必要なら惜しまず自分の貯金から支払うと決めています。
まとめ これらの飼育グッズと餌を用意すれば文鳥を迎えられます
長い記事を見て下さった方、お疲れさまでした。
最後に、文鳥を飼い始める際に必要な飼育グッズやお金を改めてまとめておきます。
- ケージ (ないならエサ入れ、止まり木も)
- ケージに取り付けるもの:水入れ、菜差し、水浴び器、ブランコ、温湿度計
- 保温器具:ヒーター(ヒヨコ電球とカバー)、サーモスタット、必要ならベッドなど
- カバー類:就寝時用の暗幕、保温用のプチプチシート
- 敷き紙
- キャリーとキャリーバッグ
- キッチンスケール
- ケージ外用止まり木
- 掃除道具:スポンジ、細部洗いグッズ、中性洗剤
- 餌やおやつ類
- 生体購入費用
- 健康診断費用
- 動物病院用の貯金
飼育グッズを揃える際の参考になれば幸いです。
しっかり環境を準備してお迎えしてね!
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