飼っている文鳥にこんな症状が!となった時、飼い主は慌てて情報を集めたりしますよね。それがもし我が家の文鳥と同じ症状だったのなら何かの参考になるかもしれないと思ったので、私の体験と記録していた情報をレポートします。
あくまでも素人飼い主の書く経過ですので、「こんな例があったんだな」と参考程度に利用して頂けると嬉しいです。
今回は我が家の文鳥さくらが目を傷つけてしまった時の症状・病態・推測される原因・治療・経過などを順にお話しします。
症状:文鳥を迎えて約1か月の夜、左目を閉じて遊んでいるのに気づく
土曜の夜、リビングで放鳥し机の上のおもちゃをつついて遊んでいるのを見守っていた時、左目を閉じていることが異常に多いことに気づきました。
気づいたのがちょうど動物病院の受付終了直後だったので、動揺しながらダメ元で動物病院に電話しました。既に先生は帰っていてつかまらず獣医師からの指示は得られなかったのですが、症状を聞いた動物看護士さんから火曜に受診しに来てくださいと返答を貰いました。
タイミング悪く月曜が祝日だったので、最短で通院しても受診が3日後になってしまいました。
診断:休み明けに早速受診、角膜の外傷(目の怪我)と判明
休み明けの平日は飼い主も仕事があるのでさくらには少し待ってもらい、会社からの帰宅後に即動物病院へ。診察の結果、左目の角膜が傷ついているということが判明しました。
幸いなことに、目を覆っている3層の膜のうち、表面の1層のみが傷ついている程度とのことでした。
要するに角膜の外傷という診断、だって
原因:傷が浅いので自分の羽で傷つけたのでは、と獣医師より
角膜の外傷と聞いて思いついたのは、さくらがケージの中のブランコを激しくつついていることがあり、これが関係している可能性は?ということでした。そのことを聞いてみたところ、ブランコが当たってできるような大きな傷ではない、と否定的でした。
足で顔回りをかいている時に傷つけた場合もやはりもっと大きい傷になるはずだから、おそらく羽繕いなどで自分の羽が当たって傷つけたのだろう、というのが先生の見解でした。
治療:自然治癒orヒアルロン酸の点眼治療の提案があり後者を選択
先生からは自然治癒を待つのも一つの方法だが、ヒアルロン酸の点眼で穏やかに治療することもできると言われました。ただし点眼したから100%治癒する、と期待まではできないとのことでした。
治っている途中で傷が体内の異物として判断されると今よりもひどい状態になることはあります、という説明がありました。ただし飼育下の文鳥は最悪片目になっても問題なく生きていけるとも教えてもらいました。
全体的なニュアンスとしては心配ないよ、という言い方でした。ただ先生としては点眼をしたから絶対治る訳ではないよ、万が一も可能性としてあるよ、と飼い主に前置きしておきたかったのでしょう(言っておかないとクレームのリスクがあるとか色々あるんでしょうね)。
これらのことを聞いた上で、まだ若い文鳥だし出来ることはしておきたいという気持ちが強かったので、毎日朝晩のヒアルロン酸点眼に挑戦することになりました。
1週間、嫌がって暴れる文鳥に慣れない点眼を頑張る
点眼はものすごく嫌がられました。暴れるし逃げるしで大変です。
そもそも飼い始めてまだ1か月でお互い完全には慣れておらず、更に飼い主の保定がヘタクソだった(特にこの頃は私自身保定に恐怖心がありました)ことも重なって朝・晩と大騒ぎでした。
私が両手を使ってなんとか保定をして、家族が点眼するという連携プレーでなんとか1週間を乗り切りました。
そしてその1週間後の受診で点眼おかわりが宣告されるのです(苦笑)。
1週間後、左目は治ったものの今度は右目に傷が
点眼を始めてから4,5日で、左目を閉じている回数が減ってきたように感じられました。
が、今度は右目を閉じていることが多いのでは?と気になり始めます。ちなみにこの時点で家族はそんな風には見えないと言っていました。
1週間後の受診で右目も気になることを伝えて診察してもらいました。
結果は左目は治癒、右目は先週なかった傷が新たにできているとのことで、今度は右目の点眼治療をすることになりました。
また1週間の点眼と1週間後の受診を指示されましたが、飼い主としては自分の印象が当たっていたことで「やっぱりそうか」と納得がいった、という思いでした。
私は右手で文鳥を保定して可能な時は左手で点眼、ダメなら家族にというスタイルだったので、右目の点眼は左目よりも難易度が上がってしまい更にドタバタな点眼の1週間でした。
経過(その後):左右1週間ずつの点眼を終え、3回目の受診で治療終了
最初の受診から2週間後の3回目で両目の治癒を確認し、ようやく一安心できました。この日で通院は終了、合計で1万以上の出費になりました(交通費除く)。
これ以降、現時点で1年半経過していますが目を閉じっぱなしという症状を見せることはなくなりました。
通院も点眼も大変なので、目を大切にしてほしいです
気付き:一番の責任者(飼い主)が早めに気づく必要がある
今回、右目の傷に関しては、飼い主である私だけが気づけました。家族は「心配しすぎじゃない?」と否定的な意見で、結果論ですが私の方が正解でした。
今回の件で、
- 家族で面倒を見ていても、一番の責任者が誰かははっきりさせておく
- 責任者が毎日様子を観察し、異常に早く気付くことが必要
という点が大事だと分かりました。
我が家の場合は私が飼い始めた責任者なので、家族の意見を鵜吞みにして安心することなく、自分できちんと見ていかなければと改めて感じる出来事でした。
文鳥の角膜の外傷まとめ 素人でも日々の観察で気づけることがある
我が家の文鳥さくらの事例:角膜の外傷まとめ
症状:片目を閉じている時間が長い、それ以外は普通で元気
診断:目の一番外にある角膜の外傷
原因:自分の羽で傷つけた可能性
治療:ヒアルロン酸の点眼、自然治癒を待つ方法もあり
経過:1週間の朝・晩点眼で治癒を確認、以降1年以上再発なし
私のように飼い始めて1か月の新米でも、毎日の観察で異常に気付くことができました。
まだ飼い始めたばかりの方も毎日の観察をお忘れなく!一緒に気を付けていきましょう。
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